親子

アコーディオン

お昼寝

兄の背中を感じて
眠りにはいる

けんかもするけど
兄の背中は
温かい

あんなに動いてしゃべって
そんな息子も
静かに眠る

丸めた体
小さな体
包み込んで
守ってあげたい

少年 I

幼かった息子が小学校高学年になり、
男の子っぽくなってきた。
少年になってきたのだ。
顔も体も細いが、
その眼は希望に満ちている。

広島県美術展絵画系 奨励賞

少年 II

息子の姿を描いた。
肉がそぎおち
針金のような体
心も体も 強く成長していくことを願う

広島県美術展 入選

自画像

子育てと家事に追われ
自分を振り返る時間もなく
中年といわれる年になった。
鏡にうつる自分は
この先もわからず、
焦りを感じている
そんな自分のように見える。

東広島市市美術展 奨励賞

剣士

細い体を巻く胴着
そして剣を持つ。
胴着を身につけたその姿は
一人の剣士

灯り

自分が描いた灯篭に
灯りがともった。
その美しさ
温かさに
驚き
じっと灯りを見つめる。

灯り 〜50号本制作

”灯り”の記憶を再構成してみた。

広島県美術展絵画系 入選

祭り

法被をまとい
太鼓や笛を吹く
まっすぐな背筋
まっすぐな目線
凛としたその姿は
とても美しい

祭り 〜50号本制作

”祭り”の印象をもう少し絞ってみた。

第60回広島県美展絵画系 大賞

待つ

じっとすわって
指示を待つ
赤白帽をきちんと被り
鍵をかけた体操ずわり
素直な目線、笑顔
可愛らしい

広島県美展絵画系 入選

生の礎(せいのいしずえ)

広島から横浜に転居し、生活も落ち着いてきたので本格的に日本画制作に取り組み始めました。
広島時代と同じ”命”、”生”への共感を表現することをテーマとしました。
収穫の時期を過ぎ、翌年の新しい命の誕生に向けた姿に心を打たれました。

第44回春季創画展入選